ハトムギを食するときは、白い実（子実）の部分であり、子実にぴったり張り付いている渋皮やその外側の薄皮、硬い外殻をすべて脱穀したものです。しかし、我々をはじめいくつかの研究によって、子実以外の外皮すなわち渋皮、薄皮、外殻にすばらしい有用成分がたくさん含まれていることがわかりました。たとえばハトムギ外皮の抗ウィルス、抗腫瘍活性は子実の実に17倍近く高いという研究報告もあります。すなわち、ハトムギの力は子実のみならず外皮にもたくさん秘められていたわけです。しかし、外皮、とくに外殻は非常に硬く、ステンレスよりも硬い組成を持つため、微粉末にすることは極めて困難です。そこで、子実のみならず外皮の抽出方法に様々な工夫を凝らして完成した食品がハトムギCRDエキスなのです。したがって、CRDエキスにはハトムギの持つすべての力が込められているという事になります。CRDエキスは前述のように、様々な加工食品に応用され始めましたので、ぜひ毎日の生活でお使いいただければと思います。
また、ハトムギ茶を飲むこともお勧めします。ハトムギ茶はハトムギを殻ごと炒って煮だしたものですので、外皮の有用性をある程度発揮することが期待されます。さらに、ハトムギ茶は香ばしくおいしいのでぜひ毎日の生活に取り入れていただきたいと思います。ハトムギ茶は古くから日本で愛用されてきたものですが、